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そろそろ「URL決める→Web解析設計」ではなく「Web解析設計→URL決める」にしませんか…?

「Web解析」と「URL」。それは切っても切れない縁なのです。

私は普段のプレゼンやセミナーなどでも口を酸っぱくして言っていることがあります。
それは「できるだけ早い段階でWeb解析の設計をしましょう」ということです。

「できるだけ早い段階」とはいつでしょうか?
それは「サイトを作る時」です。(キッパリ)

では、例を交えて理由を説明します。

URLの違いによって手間が変わってくる例

例えば「では解析の設定をお願いします。Webサイトに複数のサービスページがあるんですが、その集計をしたくて…」と相談があった場合、我々は「ではそのサービスページのURLの一覧をください」といいます。

なぜなら、アクセスログには「どのURLを閲覧したか?」という情報が記録されているので、「このページがサービスページのURLだな」ということがわからないと集計できないからです。
「URLとWeb解析は切っても切れない縁」なのです。

そこで、URL構造によって手間が全然違うということを説明します。

パターン1:手間がかかるパターン(※重要:つまり見積金額が増えるパターン)

  • サービスA:https://xxxxxxxx.xxx/aaaaa/
  • サービスB:https://xxxxxxxx.xxx/bbbb/
  • サービスC:https://xxxxxxxx.xxx/cccc/
  • サービスD:https://xxxxxxxx.xxx/dddd/
  • サービスE:https://xxxxxxxx.xxx/eeee/

パターン2:手間がかからないパターン(※重要:つまりお安いパターン)

  • サービスA:https://xxxxxxxx.xxx/service/aaaaa/
  • サービスB:https://xxxxxxxx.xxx/service/bbbb/
  • サービスC:https://xxxxxxxx.xxx/service/cccc/
  • サービスD:https://xxxxxxxx.xxx/service/dddd/
  • サービスE:https://xxxxxxxx.xxx/service/eeee/

こちら、違いがわかりますでしょうか?

見ればわかりますね、URLの中に/service/が挟まれている方が手間がかかりません。
大事なので声を大にして、もう一度言いますと「パターン1だと手間がかかる、つまり見積金額を増やさざるを得なく」なります。念のため理由を解説します。

パターン1とパターン2の違い

パターン2から説明した方がわかりやすいので、パターン2から説明します。
パターン2の場合は下記のルール1つで設定が済みます。

  • 「ページのURL」に「/service/」を含む

上記にマッチするURLの集計を行えば良いわけです。

一方パターン1だと下記5つのルールが必要になります。つまりページの数だけ設定の手間が発生してしまいます。

  • 「ページのURL」に「/aaaa/」を含む
  • 「ページのURL」に「/bbbb/」を含む
  • 「ページのURL」に「/cccc/」を含む
  • 「ページのURL」に「/dddd/」を含む
  • 「ページのURL」に「/eeee/」を含む

例なので5つで済みますが、これが100とか1000とかあったらその作業の手間は数の分だけ膨れ上がります。

また、ルール化できていないということは、新しいURLが出ると追加作業が必要なので、その都度、手間が発生します。

こんな問題に陥らないためにも「Web解析設計→URL決める」にしませんか?

これらの問題はサイトを作る時にWeb解析を意識してURLをしっかりと考えることで解決できます。

作る時にわかっていれば「サービスページは/service/というURL配下にまとめてください」という一言で解決するのです。

手間がかかるということは、自社でやるなら自社リソースが、外注するなら費用が増してしまうということです。

今回はほんの一例ですが、URL構造によっては「集計を断念せざるを得ない場合」も当然あります。「せっかくWebリニューアルをしたのに、取りたいデータがとれない」という事態はとても悲しいので、Web制作時点で「Web解析設計→URL決める」という流れが当たり前になることを願っています。

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